メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種

      2016/04/09

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の概要

 メンタルヘルス・マネジメント検定は心の病気に関わる検定です。
 級ではなく、Ⅰ種、Ⅱ種、Ⅲ種に分かれていて、Ⅰ種は社内向け、Ⅱ種は上司向け、Ⅲ種は自分向けとなっています。Ⅰ種に行くにつれ、難易度は高くなります。
 知名度はまだまだ低く、またメンタルという「心理学的」な検定はたくさんあるため、そのたくさんある民間資格の一つ、という認識で、取得したからといって高い評価は受けないかと思います。一応、その中でも商工会議所のものなのでまともかな、という程度です。
 究極な話、心理系の資格は臨床心理士以外は専門性は高くないので、履歴書のために取るのではなく、自分ために取るのでなければ、あまり意味のない資格です。

Ⅱ種とⅢ種について


 始めはⅡ種とⅢ種のダブル受験を考えていたのですが、受験料を節約するためにⅡ種のみにしました。
 公式アナウンスでは、Ⅱ種とⅢ種は別物と謳っていますが、勉強内容としては、Ⅲ種の内容そっくりそのままⅡ種でも使われていますので(参考書においても、Ⅱ種の参考書の半分以上はⅢ種の内容と同じでした)、とりあえずⅡ種でいいかと思います。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種は履歴書に書くことができるの?

 まだまだ知名度が低く、合格率も高い検定ですので、「なぜ自分がこの資格を取り、どのように活かすことができるか」を明確に説明できる方以外、履歴書に書くのはおすすめしません。説明できるのであれば、Ⅲ種でも書いて大丈夫です。
 履歴書に書く場合には「メンタルヘルス・マネジメント検定 Ⅱ種 合格」と記載します

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の勉強期間は?

 個人的な勉強期間は
 1ヶ月半
 でした。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の受験資格は?

 制限なしです。どなたでも受けられます。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種はいつ受けられるの?

 年に2回(3月、11月)受けられます。
 ただし、受験地は多くなく、2015年現在では15都市での受験になります。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の合否はいつ分かるの?

 約1ヶ月半後に郵送にて通知があります。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種にかかる費用は?

 受験料はⅡ種で6,480円、Ⅲ種で4,320円(2015年現在)になります。
 教科書(公式テキスト)はⅡ種で2,800円、Ⅲ種で1,800円になります。
 また、受験会場が都市部にしかありませんので、場合によっては交通費も必要になります。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の合格点は?

 70/100点で合格です。
 体感としては、eco検定と同程度、アロマテラピー1級よりは難しく、色彩検定2級はやや楽、といった感じです。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の合格率は?

 Ⅲ種で80%程度、Ⅱ種で50%程度です。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の勉強法は?

 私個人の勉強法を紹介します。

独学or通学?

 独学でも十分です。

前日まで

 1ヶ月半前からゆっくり勉強しました。
 こんなにゆっくり、時間をかける必要は全くありません。この資格自体は10日で受かるとも言われていますので…
 1ヶ月半もかけたのは、他に受ける資格がなかったのと、参考書のまとめ(AnkiDroidに入力する作業)に時間がかかったり、下に書きましたが本の質が悪く、やる気になれなかったこともあります。

 勉強法としては、ほとんど丸暗記です。参考書で重要そうなところそAnkiDroidにまとめ、時間のあるときに読み直していました。
 ただ、あくまで4択なので、一字一句正確に覚えるというよりは、字面を、雰囲気で覚えるよう、読み直しの作業が中心でした。

 最後の1週間は暗記に加え、問題も解きました。教科書の○×問題と、模擬テスト、それとweb上の問題集のお世話になりました。

 勉強の感触として、世界遺産検定2級のような感じでした。頭に入っているのかいないのか、確たる自信もなく、微妙な感触で試験に望むことにはなりました。

試験申し込み

 申し込みは1ヶ月半~2ヶ月半前です。インターネットから申込みも可能です。

試験当日

 試験当日は40分ほど前に会場最寄りの駅に着きましたが、駅から会場となっている大学まで行列でした。いろんな試験を受けましたが、こんなことは初めてでした。実際は、同じ日にTOIECもあったようですが…
 会場の建物の張り紙に、該当する教室が書かれているのですが、人混みになって見にくかったです。ついでに、受験番号も見難く、背伸びしたり、人と人の隙間から覗きこんで見ました。
 とはいえ、教室前に各一人ずつ担当の方が声を上げて案内しているし、試験問題を配るのも更に別の担当の方という、かなりの人数の試験担当者がいたように感じました。さすが受験料がかかっているだけあるなという印象でした。
 受験者はやや男性が多いかな、という感じです。年齢幅もあり(フォークリフトほどではありませんが)、学生さんらしき方から、白髪まじりの方まで。出席率が高かったように思います。
 試験内容は「常識で解ける問題」は少なく、「教科書を読んでおけば解ける問題」が多かったです。あくまでも「理解しなければ解けない問題」というより「教科書を読んでおけば解ける問題」というレベルです。
 問題の特徴としては問題数が多い(50問の4択。やっているうちに飽きます)、「不適切なものはどれか」という問題が多い(数えてみたら半分以上がこのパターン)、実用的な問題が少ない(単にデータや知識を問う問題が多い)です。
 見直しをして、45分くらいで退出しました。この時点で退出しているのは数名でした。

合格通知まで

 合格通知は約1ヶ月半後でした。eco検定と同様、薄っぺらい封書で来るので「もしや不合格!?」と焦りました。
 点数は74点でした。以外と低くてこれまた焦りました。
 ちなみに合格証は薄いカード型の紙です。受験料が高いんだから、もうちょっとしっかりしたものにすればいいのに、という感じでした。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種に役立つサイトは?

メンタルヘルスマネジメント2級 問題集【60問】※解説あり(iPhone&Android)
 web上の問題集。問題数は多くありませんが、問題の傾向が分かるので、お世話になりました。
日本マンパワー メンタルヘルス・マネジメント検定
 講座を開校されています。試験の数日後に解答速報が掲載されていました。解答速報をされている個人サイトさんは多いですが、このようなスクールで解答速報をされていると心強いです。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種に役立つアプリは?

AnkiDroid アンキドロイド
 私個人としてはお馴染みの単語帳アプリ。今回は400語強でした。使い方はこちらもご覧ください

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種に役立つ書籍は?

参考書




 Amazonで評価も高く、安かったので購入。Ⅲ種、Ⅱ種ともに1円+送料でした。
 が、あまりおすすめはできません。2015年現在、公式の教科書は第3版なのですが、この本は第2版対応です。
 公式アナウンスはありませんが、第2版と第3版では、難易度に大きな差があるような感触があります(例えば、色彩検定などでは改訂内容を検索するとすぐにでてきますが、メンタルヘルスマネジメント検定では大々的なアナウンスはありません)。
 また、教科書としては物足りない、あくまで参考書レベルかなぁという印象です。悪くはないのですが、主語が抜けてない? と思う文章がいくつかあったり、太字にはなっているものの、そこが太字だとまとめにくいというか…
 特にⅡ種は主語を探すのに1ページ前に戻ったりもしました。丸暗記型の方はこの本だとイライラすると思います。○×問題に関しては日本語自体成り立っていないものもあります。
 実際に最新版の数値を調べることで合格はできましたが、イライラすることが多い本なので、値段はともあれ、教科書を買ってしまった方が勉強は楽だと思います。

教科書




 上記に書きましたが、イライラする参考書より、教科書を買ってしまった方が気持ち的に楽だと思います。

メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種が実社会で役立ったこと

 もう少し時が経てば試験自体も浸透し、履歴書に書いても理解してもらえるようにはなると思いますが、現状ではまだまだ「心理系の資格の一つ」という認識の企業の方が多いと思われます。
 実生活に役立ったことは
・転職前にこうしておけば(こうしてもらえていれば)転職せずに済んだと再認識
・現在の職場でメンタルヘルスマネジメントに役立てそう
・自分のメンタルヘルスケアにも役立ちそう
 という感じです。
 ただ、試験内容として、実例・実社会に役立つような問題が足りないと思います。実践的でないというか、もう少し職場でありそうな問題を出してくれれば、勉強のやりがいもあったかなと思います。「苦手な上司への立ち振舞い」とか「面倒なお客さまへの対応の仕方」とか「喫煙所や飲み会以外でのコミュニケーションの場を設ける方法」とか「やる気のない部下をやる気にさせる方法や社内レイアウト」とか、「メンタルヘルス不調になる原因そのものへの対処の仕方」がすっぽり抜けています。その上でのメンタルヘルスケアであり、メンタルヘルスマネジメントかな、と。
 実際、教科書(というか参考書ですが)人間関係が原因でメンタルヘルス不調が起きることが多いという問題点から始まりますが、対策に関しては、長時間労働を減らすとか、どのように医者に知らせるとか、ちょっと的外れというか、ステップを飛ばしている印象です。メンタルヘルス不調の疑いに気付くには、という内容は書かれていますが、コミュニケーションを取れと言っているにしても、その時間の裂き方や上手いコミュニケーションの仕方が分からないから勉強したいのに…という感じでした。
 この試験の本質は、メンタルヘルス不調の従業員がいた場合、責任を問われることがあること、自分だけでは対応できないのだから専門機関に頼れということのような気がします(あくまで主観です)。法律やら病気に関してはこんなのもありますよ、という程度です(病気を判断するのは医者であり、管理監督者ではない、という考え方ですし、そう書かれてしまうと、病気の名前をしっかり覚えるのは意味があるのかな、とも考えてしまいます)。
 結局は大学院に進学し、最も専門性の高い臨床心理士を取らなければ、心理学の専門家にはなれませんので、「ちょっとした知識を試す資格」くらいの資格を取ったと思えばいいかなと思います。


メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種公式サイト:http://www.mental-health.ne.jp/
資格の最新情報等は公式サイトでご確認下さい。

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